20:00〜  会場:art space tetra
当日:2,000円(大里俊晴氏によるレクチャー&ライヴあり。)

29・30日通し券:4,000円(通し券のみ1drink付の前売り券あり)


2005年/46min./DVCAM/color+b&w/劇場版
出演:リュック・フェラーリ、ブリュンヒルト=マイヤー・フェラーリ、エリックM、ジャクリーヌ・コーほか 制作・構成:宮岡秀行 撮影:アンダース・エドストローム、西原多朱 音響:黒川博光、宮岡秀行 音楽:リュック・フェラーリ "Les ProtoRythmiques" プロデューサー:宮岡秀行、設楽実 「Edge」プランナー:城戸朱理 日本語字幕翻訳:村上伸子 制作:スタジオ・マラパルテ 配給・宣伝:Art Square、スタジオ・マラパルテ 協力:UPLINK


「私は“純粋な音楽的関心”から離れた作品を作ってきました。いくつかの作品は、同じ木の別々の枝々同士の、ある“出会い”といったものにふさわしい。私の関心は浮かんでは過ぎ去っていくアイデアや感情、直観を色々な方法で表現することなのです。日常を社会的、心理的、感傷的などの様々な現実の側面において観察するために。」

1950〜60年代に、“ミュージック・コンクレート(具体音楽)”と呼ばれる録音された音素材を用いた実験的な音楽動向の中で中心的な役割を果たし、その後も、とらわれることのない自由さとユーモアを湛えた作品を数多く残したリュック・フェラーリ。音楽を「音楽」としてでなく、愛し、歩き、怒り、食べる、私たちの生とは切り離せないものとしてとらえるフェラーリは、私たちの生が様々な側面を持つように、多彩なスタイルの作品を残した。今回、『リュック・フェラーリ ある抽象的リアリストの肖像』初回上映に先立ち、80年代初頭から日本のアヴァンギャルドシーンで活躍するミュージシャンであり、音楽評論家である大里俊晴氏がフェラーリの音楽世界に迫る。また、フェラーリ自身も強い関心を持っていた即興による演奏を行う。





1プログラム:1,300円 1日券:2,500円  会場:art space tetra
※全編フランス語/日本語字幕なし。当日解説書配布。各回完全入れ替え制

program 1 13:00〜

メシアンの『われ死者の復活を待ち望む』
1965 / b&w / 45min. 出演:メシアン、セルジュ・ボド(指揮)ほか

オリヴィエ・メシアンによる同曲のリハーサル風景をフェラーリが記録したもの。アンドレ・マルローが二回の世界大戦の死者を弔うためメシアンに委嘱し、ドゴール将軍列席で演奏会が催される予定になっていた。指揮はセルジュ・ボド、オーケストラはストラスブール管弦楽団とストラスブール・パーカッション・グループだが、作曲者であるメシアン自身もリハーサルに参加している。


ヴァレーズ礼賛
1966 / b&w / 60min. 出演:クセナキス、メシアン、ブーレーズ、デュシャンほか

ヴァレーズの急逝直後、彼を取り巻く様々な作曲家・音楽家・芸術家達の証言と、ヴァレーズの二つの作品、『電離』(シモノヴィッチ指揮)と『砂漠』(マデルナ指揮)の演奏風景を撮ったもの。クセナキス、メシアン、シェルヘン、ジョリヴェ、シェフェール、ブーレーズ、フェルナン・ウエレットらが登場する。最後はフェラーリ自身がマルセル・デュシャンにインタヴューしている。



program 2 15:10〜

シュトックハウゼンの『モメンテ(瞬間)』
1966 / b&w / 45min. 出演:シュトックハウゼン、マルティナ・アロヨ(ソプラノ)ほか

ケルンでの『モメンテ』のリハーサル風景を記録した作品。シュトックハウゼン自身の指揮と西ドイツ放送管弦楽団・合唱団による。シュトックハウゼンが作品を解説し、自分自身を語り、インタヴューに答えるシーンが挿入されている。フェラーリが「『大いなるリハーサル』の中で一番好きだ」と言っていた作品。シュトックハウゼンの存在感が際立つ傑作。


一人の男が人生を音楽に捧げる時。ヘルマン・シェルヘンの肖像
1966 / b&w / 60min. 出演:シェルヘン、シェルヘン婦人、子供たちほか

シェルヘンはシェーンベルグ『月に憑かれたピエロ』を始め数々の現代音楽作を初演した指揮者であり、哲学者、音響学者でもあった人物。彼がパリ現代音楽器楽アンサンブルを指揮し、自らが編曲したバッハ『フーガの技法』のリハーサル風景が記録されている。夫人による証言、彼の家(グラヴェザーノの電子音楽スタジオと思われる)、そして子供達が合間に映し出される。



program 3 17:10〜

パリのセシル・テイラー
1968 / color / 45min. 出演:セシル・テイラー、ジミー・ライオンズ、アンドリュー・シリル、アラン・シルヴァ

既に当時比類なきインプロヴァイザーであったセシル・テイラーの、最強カルテットによるパリの一室でのリハーサル風景にインタビュー映像が時折挿入されてゆく。「フリー・ジャズの発見」という副題が示しているように、この企画自体に、以前から即興に対する関心を作曲にも反映させていたフェラーリの姿勢が見て取れる。『大いなるリハーサル』の壮大なフィナーレ!


※「パリのセシル・テイラー」上映終了後、
『リュック・フェラーリ--ある抽象的リアリストの肖像』を上映いたします。

 

 

 

 


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